当施設のパーソナルトレーニングを受けに来られる方からよくお聞きする話なのですが、「運動不足で筋肉が脂肪に変わってしまって・・・」という話をよくお聞きします。
そう思っている方は意外に多いのではないのでしょうか?しかし、実際には筋肉は脂肪に変化することはありません。
筋肉はタンパク質からできていて、脂肪細胞のなかに油滴がたまっていく体脂肪とは、まったく別のものになります。
張りのある筋肉がいつのまにかブヨブヨに変わってしまうのは、運動の量が減ったにもかかわらず、食事の量に変化がないために脂肪細胞の中に余分なエネルギーが蓄えられてしまうからです。
また皮下脂肪は、残っている筋肉をおおうようにつくので、自分では筋肉が落ちた事に気付きにくくなります。
ただ胸や腹部などは本人でもわかりやすく、「いつのまに~」とビックリする部分になります。
反対に体脂肪が筋肉に変化することもありません。
同じカラダの部分で体脂肪が燃焼して、筋肉がつくという変化が同時に起きるため、脂肪が筋肉に変わったように思えるのです。
また、同様に「以前からやせていて脂肪がつきにくいため、トレーニングしても筋肉がつかない」というお話もお聞きしますが、もちろんトレーニングをすれば誰でも筋肉はつきます。
とくに男性で体脂肪がつきにくい細身タイプの人でもトレーニングを重ねて、きちんと食事をとれば、確実に筋肉が増えていきます。
ただ個人差もあり、どんどん筋肉がついてくる人もいれば、結果があらわれるまで時間がかかる人もいてますので、筋肉をつけていく為には体質・体型・体力にあったトレーニングを継続することが最も大切になってきます。