春に向かって暖かくなると国民病ともいわれる花粉症で悩まされる方も多いのではないでしょうか?
鼻水はとまらない、目がかゆい、頭もボーッとして仕事や勉強に集中できない、もちろん運動やトレーニングなどにも悪影響を及ぼします。
花粉症はアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎などのアレルギー疾患の一種になります。
花粉に含まれている抗原(アレルゲン)が目や鼻の粘膜の免疫系にインプットされ、花粉を異物として攻撃する抗体が体内にできるために起こります。
アレルギー体質は遺伝するといわれていますがストレス、環境や食生活(栄養)なども増悪因子とされています。
花粉症を完全に治すのは難しいですが、食生活の改善で症状を軽減することは可能です。
花粉の飛んでいる時期だけでなく1年通じて栄養バランスのとれた食事をすることが大事になります。
免疫機能を調えるにはビタミンB6があり、免疫機能を正常に維持する働きがあり、不足するとアレルギー症状がでやすくなります。
ビタミンB6は、魚や肉などの動物性食品に多く含まれています。
次にアレルギー症状を抑えるのに有効なのがビタミンCです。
ビタミンCは炎症やかゆみなどのアレルギー症状をひきおこすヒスタミンという物質が作られるのを抑え、また放出されたヒスタミンを水酸化反応により無力化してくれます。
量としては最低でも1日3gは摂るようにしましょう。
また緑茶などに含まれるカテキンもヒスタミンが過剰になると調節してくれる作用があります。
最後に腸内環境を改善することも花粉症対策になります。
乳酸菌の一種のカゼイ菌もアレルギー症状を抑えてくれます。
ヤクルトなどの乳酸菌飲料に含まれています。
乳酸菌の摂取は腸内環境も整え、花粉症対策だけでなく栄養素の吸収もよくなるのでカラダにいい影響が期待できます。
1年を通じたバランスのとれた食生活で、つらい症状を軽減しましょう。