『ダイエットのための消化吸収をゆっくりにする食事』
ダイエットにトレーニングともう一つ大切になるのが食事の内容になります。
ここでは消化吸収についてご紹介します。
一般に「早く消化吸収される食べ物よりも、ゆっくり消化吸収される食べ物のほうが体脂肪は付きにくい」のです。
消化がゆっくりだとそれだけ腹持ちもよく空腹感を抑えてくれます。
ゆっくり消化吸収されるためにはどうすればいいかというと、まずは「食物繊維を加える」食物繊維には2種類があり、ひとつは「水に溶ける」繊維でこれは消化器の中でゲル状になって、食べ物の移動を遅くしてくれます。
具体的には、果物や野菜類に含まれるペクチン、こんにゃくや山芋に含まれるグルコマンナンなど。ほかに昆布やワカメにも含まれます。
もうひとつは「水に溶けない」繊維で、こちらは水に溶けないものの、水を吸って数倍~数十倍にも膨れ上がり、満腹感をもたらしたり、腸を刺激して便秘を予防してくれたりします。
具体的には、野菜や豆類、穀類に含まれるセルロースやヘミセルロース、ココアに含まれるリグニンなどが代表的です。
そして「酢の物を加える」です。
酢の物は酢に含まれる「酢酸」の作用によって、食べたものが胃の中に長く留まるようになります。また酢にはクエン酸も含まれ、疲労回復にも効果を発揮してくれます。またヨーグルトなども「乳酸」が酢酸と同じような働きをして、消化吸収をゆっくりにしてくれます。
ここで挙げたようなものを上手に食卓に取り入れていけばそれほど空腹感に悩まされずに期待のダイエット効果が望めるでしょう。